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8-1 燃料電池の電極で働く触媒(電極触媒)

こういうところで使用されています

電極触媒は、固体高分子型燃料電池の電極に使われます。水を電気で分解すると、水素と酸素が発生しますが、燃料電池はその逆で、水素と酸素を反応させ水と電気を作り出します。 温暖化の原因とされる二酸化炭素を発生しないので環境にやさしい技術と言われています。電極触媒は、燃料電池の水素と酸素の反応を助けるために使われています。

触媒が必要な理由

固体高分子型燃料電池では「電解質膜」という、電子(e-)を通さずイオンだけ通す膜で水素と酸素を隔てています。水素極側(アノード)では水素(H2)からプロトン(H+)と電子(e-)を取り出す反応(水素酸化反応:H2→2H++e-)が起こり、酸素極側(カソード)では酸素(O2)とプロトン(H+)と電子(e-)から水(H2O)が作られる反応(酸素還元反応:O2+4H++4e-→2H2O)が起こります。これらの反応は通常固体高分子型燃料電池の運転温度(常温~120C程度)では起こりませんが、白金上では反応するため、白金触媒が電極に用いられています。

触媒の画像

【画像】8-1 燃料電池の電極で働く触媒(電極触媒)

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