会員が作る触媒について

2-1 エチレンなど石油化学製品を作る触媒(水素化・酸化・脱水素触媒など)

こういうところで使用されています

私たちの身の回りで役に立っているポリエチレン樹脂やポリエステル繊維などの化学製品は石油などを分解してできるエチレン、プロピレンなどを原料として作られています。これらの原料と酸素やアンモニアなどを反応させて少し複雑な化合物を合成し、また次の製品の原料にします。このように基礎的な化学物質を目的に合わせて転換していく化学反応には多くの場合に触媒が使われています。

触媒が必要な理由

石油などを水蒸気とともに熱分解するとエチレン、プロピレンなどが生成します。しかし、いろいろな化合物が混じってできるので、不要物は触媒を使って目的物に変化させます。例えば、アセチレンは特別な触媒によって水素化されてエチレンとなり、エチレンの収率を向上させることができます(選択的水素化触媒)。エチレンは触媒によって酸素と反応し酸化エチレンに転換されます。この反応では適当な触媒を使用することにより、エチレンが完全酸化して二酸化炭素になることを抑制し、目的物を高収率で得ることができます(部分酸化触媒)。また、エチルベンゼンからポリスチレンの原料となるスチレンを合成する反応は水素を引き抜く反応で、脱水素触媒によって効率よく行うことができます。

触媒の画像

【画像】2-1 エチレンなど石油化学製品を作る触媒(水素化・酸化・脱水素触媒など)

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